アーティ(アーケオス♂)

年齢:48

身長:168

一人称/二人称:私/あなた

役職:騎士団関係者(考古学者)

 

「モノは嘘をつかないよ、嘘をつくのは人間だ。モノは無口で何も語らないけど、色々な事を我々に教えてくれる。人間は煩わしいだけで、無駄な事しか語らない」

「戦争を正当化するために、この学問を穢して、歪ませないでくれ」

「私は弟子を持った記憶は無いんだけどなぁ…」

 

 力 ★★★★☆

 素早さ ★★★☆☆

 魔法 ★★☆☆☆

 

ひかえめな性格。

古代から存在する戦闘民族の鳥獣人。一族の者は皆好戦的であるが、彼だけはあまり戦闘を好まなかった。

自分の一族のルーツに興味を持ち、それを調べる為に考古学の勉強を始め、現在ではグランシディアの研究機関に属している。といってもずっとそこにいるわけでは無く、遺跡を調査するためにあちこち飛び回っている。

普段は人間の姿をしており、羽も爪も全く生えていないが、自分の身に危機が訪れた時は変身して戦ったり、飛んで逃げたりしている。

あまり人と関わる事が好きでは無く、隠遁者のようである。研究室で文献を読んだり、出土遺物の調査をしたり、報告をまとめたりといった作業はロジーがやって来るまではずっと一人でこなしていた。しかし、遺跡の事となると人が変わり、子供のようにはしゃいで調査を始める。

昔は種のルーツを探る目的で研究をしていたが、自分の研究がが戦争・侵略の正当性(例としては優秀なグランシディアの種族が、劣悪なヴァリアシオンや他の少数種族を支配すべきである等)を証明するために利用されている事に憤慨し、現在ではその研究をやめてしまった。現在は古代の環境を復元し、人々がどのように生活を送り、環境の変化からどのように文明を発展させていったかの研究をしている。

また、トレジャーハンター達による「冒険考古学」による遺跡の破壊や、調査を全く行わず稀少な遺物のみを持って行ってしまう「略奪発掘」に対して悪印象を持っており、そういった者達を法的に罰する事、後世の者達が歴史を学び、研究するために遺跡は保存すべきだと訴えている。根っからの考古学者であり、優秀で頑固な研究者である。

押しかけ弟子のロジーを最初は迷惑で面倒だと思っていたが、最近はそのひたむきで学問に前向きな姿に絆されてきており、自分の弟子として扱うようになってきた。ただし、気恥ずかしいので本人に対しては相変わらずつっけんどんである。

また、過去にロジーが自分の一族の者に襲われた経験があるのを知り、同じ一族の者として申し訳なく思っている部分が少なからずある。ロジーには自分が鳥獣人である事は隠しているが、いずれバレるのも時間の問題だろうと思っている。

 

 

オロジー(ズガイドス♀)

年齢:15

身長:150

一人称/二人称:僕/あなた

役職:騎士団関係者(考古学者の卵)

 

力 ★★★☆☆

 素早さ ★★☆☆☆

 魔法 ☆☆☆☆☆

 

「ししょー！これはどうですか！？」

「僕は将来すっごい考古学者になって、グランシディアじゅうの遺跡を調査するんだ！」

「僕、鳥人間嫌いなんだ、昔酷い目にあったから。あんな凶暴な奴らなんて滅んでしまえばいいのに」

 

通称ロジー。やんちゃな押しかけ弟子。

昔から考古学が好きで、考古学を勉強するためにアーティの元に押しかけて来た。アーティは迷惑そうだが、本人は至って気にする事なく、師匠と呼び慕っている。現在は師匠に認められるために必死に勉強をしている。

両親がいわゆる民俗学者で、昔から歴史に関わって育ってきた事と、遺跡が大好きで幼少期は付近の遺跡に探検しに行っていた経験からか考古学に興味を持った。両親に専門的な歴史の知識は教わっており、15歳という年齢でも大人顔負けな知識を持っている(※ただし歴史に限る)。

昔はグランシディアの郊外の村に住んでいたが、鳥獣人に村を襲われ負傷した経験から鳥獣人が大嫌い。羽が生えた人は皆野蛮で暴力的だと思っており、彼ら見ると凄く嫌な顔をする。

女の子である事でなめられる事がよくあるため、男の子として振舞っている。更に、喧嘩っ早く、手と頭突きがすぐ出る。調査で色々な筋肉が鍛えられているので地味に痛い。

常に被っているヘルメットの下には長くのばされた髪の毛がしまってある。「動きにくいから！」という理由で女の子らしい格好は好まない。レースやひらひらした服が大の苦手。